「戦争と一人の女」(近藤よう子)の心地よいトラウマ

近藤よう子さんの漫画は、とても読み応えのある素晴らしい作品ばかりだと思います。昔話・中世の説経・物語からヒントを得たもの、また現代の物語など多岐に渡りますが、どれも造詣が深く、読んでいて心に響く作品が多いように思います。主人公に深く感情移入し、心の底から静かに揺り動かされるように感じます。うまく言葉では表現できない女性の繊細な感情が、近藤よう子さんの漫画の中では視覚化されるような。背景が少なく整然とした絵の描写を見ていると、行間を読むとか、アイコンタクトなどのような、相手に何かを感じさせる。そんな雰囲気を持ったストーリーが多いように思います。

近藤よう子さんの作品はどれもオススメですが、なかでも「戦争と一人の女」は圧巻だと思います。坂口安吾さん原作の小説「戦争と一人の女」に近藤よう子さんの絵がとてもしっくり合っているように思います。
戦争中の男と女の刹那的な同棲生活を描いた作品ですが、得体の知れない不安感、お互い判りえない男と女の違いを作品の中で見せつけられたような感じです。小説だけでは伝わりにくい、女の感情の深いところまでをさらけ出しているように描かれています。また戦争に対しての男目線・女目線の微妙な違いも判るような気がします。
絵は背景が少なく、さらりとした線で描かれていますが、登場人物の内面のドロドロしたモノや、女のときに突き抜けた風な感情も伝わってくるようです。読後はずっと記憶の片隅に残り、心地よいトラウマになっています。

ドラクエ好きなら特に必見ダイの大冒険?ドラクエ外伝風

少年ジャンプで連載されていた「ダイの大冒険」はドラクエをどれか一つでもプレイしてる人にとっては呪文や武器や世界観見て、親近感を抱くはずです。

しかし基本はドラクエに忠実だけど必殺技はドラクエとは別次元のものばかりです。

アバンストラッシュや極限魔法メドローアやブラッディスプライド、ヒートナックルなどネーミングがイケてるのもこの漫画の魅力です。

とにかく泣けるドラクエとして有名です。アバンがダイ達を守るためハドラーにメガンテを唱えるシーンは初期の泣けるエピソードです。

またヒュンケルがHP0なのにたった一人で闘気だけでオリハルコンの戦士をミラクルにも打ち砕くシーンはミラクルなほど感動します。

ハドラーがポップを励まし、最後の最後で友情に熱く芽生えるシーンは必見です。

バーンやミストバーン、ロンベルクと魔界の人種は謎が多いです。女子大生と教授のありがちな チンジャオ娘。

ダイはドラゴンの騎士バランの息子だけに親子愛あり共闘ありこういう親子愛もあるんだと感心します。竜魔神と化した親子は最強だと思います。

主人公や仲間の誰かが死ぬこともあります。しかし、無駄死にではなく意味のある死であることが深く描かれています。

キャラ達一人一人がなんて魅力的なんでしょう!そしてメインキャラは皆向上心が旺盛でどんどん成長していく姿が見ていてテンション上がります。

ミラクルって起こるんだなあとこの漫画を読んでたら思えます。私達も頑張れば誰かが助けてくれてミラクルは起こるそんな漫画かと思えます。